子宮頸がん(HPV)ワクチンについて

ページ番号1007509  更新日 2023年4月1日

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子宮頸がん(HPV)ワクチン

子宮頸がんとは、子宮頚部(子宮の入口)にできるがんで、20~30代の女性に急増しているのが特徴です。子宮頸がんの初期は、自覚症状がほとんどなく、不正出血などの症状が現れた時には、がんが進行していることがあります。

子宮頸がんの原因は、主に発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものと言われています。HPVには100種類以上ありますが、その中でも子宮頸がんに関係するHPVは15種類ほどです。HPVに感染しても多くの場合、感染は一時的で、ウイルスは自然に排除されますが、排除されずに長く続くと、子宮頸がんを発症することがあります。HPVは多くの女性が一生のうちに一度は感染するごくありふれたウイルスです。

子宮頸がん(HPV)ワクチンは、子宮頸がんから最も多く見つかる発がん性ヒトパピローマウイルス16型と18型の感染を防ぐことができます。このワクチンの接種によりHPV16型、18型の感染をほぼ防ぐことができますが、すべてのHPVの感染を予防できるわけではありません。また、すでに感染しているウイルスを排除したり、発症している子宮頸がんや前がん病変(がんになる前の異常な細胞)の進行を遅らせたり、治療することはできません。

このワクチンは、HPVに感染する可能性が低い10代前半に接種することで、子宮頸がんの発症をより効果的に予防できます。ワクチンを接種した後も、ワクチンでは予防できない型の発がん性HPVによる病変を早期発見するために子宮頸がん検診を定期的に受診することが重要になります。

清瀬市の「子宮がん検診」につきましては、下記のリンクをご確認ください。

ワクチンの種類

HPVワクチンはサーバリックス(2価)とガーダシル(4価)とシルガード(9価)の3種類あります。

一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。

どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。

※シルガード(9価)は、令和5年4月より定期予防接種対象に移行。シルガードにつきましては、下記のリンクをご確認ください。

標準的な接種間隔

サーバリックス(2価)

初回接種後1か月の間隔をあけて2回目、初回接種から6か月以上あけて3回目を接種
ガーダシル(4価)

初回接種後2か月の間隔をあけて2回目、初回接種から6か月以上あけて3回目を接種

シルガード(9価) 

 1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は、初回接種後6か月の間隔をあけて2回目を接種 

 1回目の接種を15歳になってから受ける場合は、初回接種後2か月の間隔をあけて2回目、初回接種から6か月以上あけて3回目を接種

標準的な接種間隔をおくことができない場合


サーバリックス(2価)
初回接種後1か月の間隔をあけて2回目、初回接種から5月以上、かつ2回目の注射から2月半以上の間隔をあけて3回目を接種


ガーダシル(4価)
初回接種後1か月の間隔をあけて2回目、2回目の注射から3月以上の間隔をあけて3回目を接種 

シルガード(9価) 

 1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は、初回接種後少なくとも5か月以上あけて2回目を接種 ※5か月未満である場合は、3回目の接種が必要になります。 

 1回目の接種を15歳になってから受ける場合は、初回接種後1か月の間隔をあけて2回目、2回目の注射から3月以上の間隔をあけて3回目を接種

交互接種について

HPVワクチンの接種は、原則同じ種類のワクチンで接種します。しかしながら、サーバリックス(2価HPVワクチン)またはガーダシル(4価HPVワクチン)で規定の回数の一部を完了し、シルガード(9価HPVワクチン)で残りの回数の接種を行う交互接種についても、接種して差し支えありません。※2価HPVワクチンと4価HPVワクチンの交互接種は、接種歴が明らかな場合は、これまで同様認めておりません。

・なお、サーバリックス(2価HPVワクチン)またはガーダシル(4価HPVワクチン)で接種を開始し、定期接種としてシルガード(9価HPVワクチン)で接種を完了する場合は、シルガード(9価HPVワクチン)の接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種します。また、キャッチアップ接種の対象者についても、交互接種して差し支えありません。

・世界保健機関(WHO)や諸外国の保健機関においても、基本的には同じ種類のワクチンでの種類が推奨されています。しかしながら、やむを得ない場合は、交互接種も許容されています。また、現時点において交互接種における免疫原性や安全性に関する懸念は報告されていません。

・接種にあたっては、医師による被接種者と保護者に対しての十分な説明を聞いた上で接種してください。

 

対象者

小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子 (小学6年生から高校1年生に相当する年齢の年度末までは対象となります)

平成9年度生まれ(平成9年4月2日生)から平成20年度生まれ(平成20年4月1日生)までの女性(令和4年度から令和6年度までの期間の対象となります)

費用

無料

持ち物

母子健康手帳 、予診票 、 同意書(対象者のみ)

接種場所

市内定期予防接種実施医療機関
医療機関の一覧に関しては、下記リンク「子どもの定期予防接種実施医療機関」をご覧ください。

接種期間について

予診票をお持ちで接種を希望される方は、下記のリンクをご確認ください。

※市に接種歴が反映されるのに2か月程度かかりますので、行き違いで接種済みの際は、ご容赦ください。

接種の際には、清瀬市の予診票が必要です。転入・紛失等によりお手元に予診票がない方は、母子健康手帳をお持ちの上、子育て支援課母子保健係窓口へお越しください。接種歴を確認して再発行いたします。

※郵送での申し込みの方 (詳しくは、下記リンク「定期予防接種」内「郵送での申し込み」をご覧ください。)

子宮頸がん(HPV)ワクチン接種の勧奨再開について(令和4年度までの対応です)

勧奨再開につきましては、下記リンクより令和4年度までの経緯をご確認ください。

副反応について

接種後に注射した部分が腫れたり、痛むことがあります。この痛みや腫れは、体内でウイルス感染に対して防御する仕組みが働くためにおこります。通常は数日程度で治まります。他にも吐き気、下痢、腹痛、頭痛、発熱、筋肉・関節の痛み、発疹などの症状が起こる場合があります。重い副反応として、まれに、アナフィラキシー症状(ショック症状、全身性のじんましん、呼吸困難など)が現れることがあります。

予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口について

子宮頸がん(HPV)ワクチンを接種後に症状が生じた方に対する相談窓口を設置しております。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

子宮頸がん(HPV)ワクチンの償還払いについて

定期接種の対象年齢を過ぎて(高校2年相当以降)HPVワクチンを国内で自費で受けた方のかかった費用のうち規定の額の払い戻し(償還払い)については、令和4年12月より開始いたしました。

詳しくは、下記のリンクをご確認ください。

 

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このページに関するお問い合わせ

子育て支援課母子保健係
〒204-8511
東京都清瀬市中里5-842 清瀬市役所2階
電話番号(直通):042-497-2077
電話番号(代表):042-492-5111
ファクス番号:042-495-9222
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