令和2年所信表明(第1回定例会)

ページ番号1002497  更新日 2020年8月30日

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令和2年第1回定例市議会の開会にあたり、私の所信を申し上げます。
本定例会は、令和2年度予算をご審議いただく議会ですので、私のまちづくりの基本的な考え方や主要事業などについて申し上げ、市議会や市民の皆さんのご理解とご協力をお願いするものでございます。

令和2年度は、清瀬市が市制を施行して50周年の節目を迎えます。そして、7月、8月には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。まさに祝賀の年であります。「喜べば、喜びごとが、喜んで、喜び連れて、喜びに来る」。喜び溢れる一年を、おおいに盛り上げていきたいと考えております。
一方、国内でも感染者が増えております新型コロナウイルス感染症に対しましては、1月31日に対策本部を設置し、これまで、市報やホームページなどで市民の皆さんに、手洗いや咳エチケットなどの感染症対策をお願いするとともに、相談窓口の情報提供などを行ってきております。また、職員においても、手洗いやアルコールでの手指の消毒、窓口対応職員にはマスクの着用など感染症対策を徹底しております。
また、当面、3月末までの市主催の催し物で、不特定多数の人が参加するイベントについては開催を自粛することといたしました。
さらに、2月27日の首相要請を受け、市立小中学校全校においては、3月3日から春季休業までの間、臨時休業の措置を取ることといたしました。これに伴う学童クラブ待機児童等の受け皿につきましては、適切に対応してまいります。今後も、医師会等とも連携を図りながら、感染が拡大しないよう適切に対応してまいります。

令和2年度の市政運営の基本的な考え方

それでは、令和2年度予算について、基本的な考え方を申し上げます。
令和2年度は、「手をつなぎ、心をつむぐ、みどりの清瀬」をまちづくりの基本理念として掲げた「第4次清瀬市長期総合計画」の折り返しとなる5年目となり、基本構想に掲げる将来像の実現に向けて、着実な成果が求められる年となります。
新庁舎建設工事を計画通りに進めるほか、近年大きな課題となっておりますゲリラ豪雨や台風による水害、地震などの災害対策には万全を期し、安全安心なまちづくりを進めてまいります。
また、市民の皆さんに、いつまでも元気で幸福だと感じながら暮らしていただけるよう、健幸づくりや介護予防に積極的に取り組んでまいります。市民の皆さんの様々な会合に参加すると、本当に多くの元気な高齢者の方々にお会いします。こうした方々の力が清瀬のまちを輝かせてくれているのだと実感しています。「健幸都市 清瀬」をさらに進めてまいります。
そして、子育て支援は、活発なNPOの皆さんにも支えられ、「子育てが楽しい清瀬」として評価をいただいております。清瀬市版ネウボラ事業や子育てクーポン事業をはじめとした妊娠期から出産、子育て期にわたる切れ目のない、きめ細やかな支援を展開し、「子育てするなら清瀬市で」と思っていただけるように取り組んでまいります。
財政状況は引き続き厳しい状況ではありますが、清瀬市の持つ「人の力」を大いに活用し、行財政改革に着実に取り組みながら、市民生活に目を向け、引き続き、市民の皆さんの健康や福祉の向上に努めてまいります。

具体的には、長期総合計画の5つの将来像にそって申し上げます。
1つ目は、「安全でうるおいのある暮らしができるまち」であります。
昨年10月の台風19号の際は、清瀬市においても、大雨による水害の危険が予測された地域に避難勧告を発令し、開設した避難所に多くの方が避難されました。この際に得られた教訓を生かし、さらなる安全安心なまちづくりを進めてまいります。
避難所となる中学校の体育館に空調設備を整備し、小学校の体育館は令和3年度の整備に向け実施設計を行うほか、体育館内でテレビが見られるよう回線を整備します。また、下宿地域市民センターについては、耐震改修工事に加え、体育館に空調設備を整備するほか、外壁補修やトイレの改修など大規模改修工事を行います。さらに、東京都より発表された新たな浸水予想区域をもとに、防災ハザードマップの内容を更新し、全戸配布いたします。
東京オリンピック・パラリンピックに向けては、清瀬市におけるオリンピックの聖火リレーが7月15日に、第八小学校から児童センターまでのコースで行われることとなり、当日の1番目を走行する市として出発式を行います。現在、聖火リレーの運営にご協力いただくボランティアを募集しておりますが、当日は聖火ランナーの走る姿を、ボランティアの皆さんをはじめ、多くの方々に沿道から声援を送っていただき、聖火リレーを大いに盛り上げていきたいと考えております。
また、ピースエンジェルズの派遣など平和関連事業を引き続き実施するほか、外国人の方への窓口対応を円滑に行えるよう多言語翻訳機を整備いたします。

2つ目は、「健幸でともに支え合うまち」であります。
誰もが生き生きと暮らせる健幸づくりは、高齢社会を迎えるなかで市政の大きな課題でありますので、健康推進施策は特に力を入れてまいりたいと考えております。
がん検診事業は、受診率の向上を図るため、胃がん、大腸がん、肺がんの検診を同時に受けられるセット健診の定員を増やすとともに、土曜日にも実施いたします。また、自己負担金免除の年齢を55歳以上から50歳以上に引き下げます。さらに、健幸ポイント事業を引き続き実施し、市内の飲食店で株式会社タニタ監修メニューを提供するなど、楽しく健康づくりに取り組んでいただけるようにします。

受動喫煙防止対策では、受動喫煙防止条例の制定に向け、市議会の皆さんと連携しながら検討を進めるとともに、禁煙希望者の方に禁煙治療費の助成を新たに開始します。
また、生活困窮者自立支援事業では、就労支援や金銭管理支援の対象世帯を拡充するほか、生活保護世帯の高齢者訪問を委託し、ケースワーカーの負担を軽減するとともに、介護が必要な状況などの早期発見を図ります。

3つ目は、「子どもたちを健やかに育むまち」であります。

清瀬駅南口地域の児童館建設に向け、基本計画の策定に着手します。また、東京都と連携しコミュニティハウスを清瀬中学校内に設置します。このコミュニティハウスは、学校内に地域活動参加の拠点を設け、地域の高齢者や保護者、NPOなど幅広い地域住民の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えようとするもので、都内初となる試みです。
さらに、インフルエンザ予防接種費用の助成を中学生以下のすべての子どもに拡充するほか、清瀬市版ネウボラ事業として、新たに、助産師が訪問して保健指導などを行う産後ケア事業や、乳幼児健診に来られなかった方のお宅を訪問し実態を把握する居住実態把握事業を行います。また、特定不妊症治療費の助成を拡充し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行います。

4つ目は、「豊かな自然と調和した住みやすく活気あるまち」であります。
安全で住みやすいまちには、歩行者や自転車、車が安全に通行できる道路の整備は欠かせません。都市計画街路事業では、事業認可を取得した東3・4・17号線のたから幼稚園から志木街道までの整備に向け、用地取得を進めます。また、東3・4・26号線の新座市境から関越自動車道までの整備に向けた基本設計や移転補償調査などを実施します。
公園の整備では、故伊藤ヨシ様にご遺贈いただいた土地を花のある公園として整備するための設計や開園に向けたワークショップを開催するほか、中央公園の公有地化を検討します。また、さらなるごみの減量化に向け、家庭ごみの戸別収集を10月から行います。あわせて、新たなごみ分別マニュアルを作成し、全戸配布いたします。
清瀬ひまわりフェスティバルは、多くの方に安全に来場していただけるようシャトルバスの増便やトイレの増設などを行います。さらに、商店街の振興を図るため、新たにニンニンスクラッチ事業を清瀬商工会と連携して実施します。

5つ目は、「都市格が高いまち」であります。
市制施行50周年記念事業として、10月3日に、清瀬けやきホールで記念式典を挙行するほか、近隣3市と連携した周年事業や、市内3大学と連携した事業など、市民の皆さんが主体となったイベントを行い、オール清瀬で、この節目を祝福してまいりたいと考えております。
また、業務の効率化と市民サービスの向上は、我々に課せられた変わらぬ使命でありますので、引き続き行財政改革を進めてまいります。新庁舎での業務開始に向け組織改正を行うとともに、児童センターや生涯学習センター、学童クラブにおいて、令和3年度から指定管理者制度を導入するための準備を進めます。また、会計年度任用職員の報酬計算などにRPAを導入し事務の効率化を図ります。さらに、公共施設使用料や学童クラブ育成料の見直しを検討します。
今後の行政運営の大きな課題であります公共施設の再編については、公共施設再編計画の地域レベル編を策定するほか、公共施設個別施設計画を策定いたします。
新庁舎の建設につきましては、計画通り進んでおり、今月には免震装置を設置する予定です。令和3年2月には第1期工事としての新庁舎建設工事が完了し、移転を行い5月の連休後に新庁舎にて業務を開始した後、既存庁舎の解体及び外構工事を行い、令和4年3月には新庁舎建設事業が完了する予定であります。
以上が、令和2年度の基本的なまちづくりの考え方であります。

令和2年度予算案について

次に、清瀬市の予算案の概要について申し上げます。
一般会計予算の規模は337億円となっており、前年度に比べ29億3,700万円、率で9.5%の増と2年連続して300億円を超え、過去最大となりました。また、下水道事業を除いた特別会計の総額は168億3,400万円となっております。
まず、一般会計の歳入ですが、市税は、法人市民税法人税割の税率引下げにより減額が見込まれるものの、所得の改善による個人市民税の増加や開発による宅地の増加により固定資産税の増加が見込まれるため、全体では前年度に比べ1億1,678万円、率で1.2%増の95億7,431万円となっております。
次に、地方交付税は、国の予算額が2.5%の増額となったことや令和元年度の交付額を参考に、前年度に比べ3.8%増の40億6,000万円と見込んでおります。
国庫支出金は、小学校校舎大規模改造工事が減となる一方、都市計画街路事業に伴う社会資本整備交付金の増や幼児教育・保育無償化にかかる経費などの増額により、前年度に比べ3.2%増の62億6,505万円となっております。
都支出金は、幼児教育・保育無償化にかかる経費やコミュニティハウス事業の増などにより、前年度に比べ8.5%増の53億515万円となっております。
市債につきましては、新庁舎建設などの普通建設事業費の増額に伴い、前年度に比べ44.6%増の32億9,300万円となっております。
次に、歳出の状況でございます。
まず、総務費は、新庁舎建設事業の増により、前年度に比べ19億4,776万円の大幅な増額となっております。
民生費は、自立支援給付費の増や幼児教育・保育無償化に係る経費の増により、前年度に比べ2億6,731万円の増額となっております。
衛生費は、戸別収集やカン収集業務の委託化の増などにより、前年度に比べ8,185万円の増額となっております。
農林業費は、都市農業活性化支援事業の増により、前年度に比べ1,290万円の増額となっております。
商工費は、プレミアム付商品券事業の減により、前年度に比べ7,377万円の減額となっております。
土木費は、都市計画街路事業の増や区画整理事業の増などにより、前年度に比べ4億5,025万円の増額となっております。
教育費は、下宿地域市民センター耐震改修工事の増などにより、前年度に比べ2億1,514万円の増額となっております。

次に、特別会計でございます。
はじめに、国民健康保険事業は、一人当たりの医療費の増加に伴い保険給付費が増額となる一方、賦課限度額を法定基準まで引き上げるなど赤字解消に取り組み、前年度に比べ5,100万円、率で0.6%減の80億600万円となっております。
下水道事業は、引き続き柳瀬川右岸5号雨水幹線整備に伴う設計業務費や東京都が実施する東3・4・15の2号線整備に伴う、汚水管渠布設工事費などを計上しております。また、台風による冠水被害の軽減対策として、雨水浸透桝設置助成金を拡充しております。
駐車場事業の予算額は、前年度と同額の7,900万円となっております。
次に、介護保険では、消費税率引き上げに伴う、65歳以上の介護保険料の軽減対象の拡充を継続実施することにより、非課税世帯の方の介護保険料の負担率を国基準よりさらに引き下げております。予算額は前年度に比べ1億7,600万円、率で2.7%増の66億9,400万円となっております。
また、後期高齢者医療では、高齢化の進展に伴う被保険者数の増加などから、前年度に比べ6,500万円、率で3.3%増の20億5,500万円となっております。

以上、令和2年度を迎えるにあたり、私のまちづくりの基本的な考え方と新年度予算の概要について申し上げましたが、最後に一つご案内を申し上げます。

清瀬市の名誉市民であります彫刻家の澄川喜一先生の展覧会が横浜美術館で開催されております。
澄川先生は、戦後の抽象彫刻のパイオニアとして、東京スカイツリーのデザイン監修など公共の大規模プロジェクトを含む多彩な創作を展開されてきております。私も、先日、内覧会に伺い、澄川先生にお会いしてご挨拶をさせていただきましたが、今回の展覧会は、澄川先生の創造の原点、展開と到達点を明らかにする首都圏の公立美術館では初の大規模な回顧展とのことであります。展覧会は5月24日まで開催されておりますのでご案内申し上げます。

本定例会には、新年度予算のほか令和元年度一般会計補正予算などの案件をご提案申し上げておりますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げ、私の所信といたします。

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