令和3年所信表明(第1回定例会)

ページ番号1008567  更新日 2021年3月1日

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令和3年第1回定例市議会の開会にあたり、私の所信を申し上げます。
本定例会は、令和3年度予算をご審議いただく議会ですので、私のまちづくりの基本的な考え方や主要事業などについて申し上げ、議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご協力をお願いするものでございます。
 

新型コロナウイルス感染症対策について

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。
感染の収束がいまだ見えないなか、職員には、常に前向きに職務に取り組むよう伝え、適切な情報の発信などにより、市民の皆さんを感染の危機にさらすことのないよう、総力を挙げて取り組んでおります。
市報やホームページで、市民の皆さんに感染症対策の徹底をお願いするほか、発熱症状がある場合の相談窓口などをご案内しております。また、一斉メールや防災無線、広報車を使い、緊急事態宣言発令中の不要不急の外出自粛のお願いなどを行っております。
そのほか、国や東京都の交付金を活用し、これまでに、事業者の皆さんや、子育て世代の皆さんなどへ市独自の支援を行ってきております。
事業者の皆さんに対しては、清瀬エール飯事業を2回にわたり実施したほか、昨年末に終了を予定しておりました中小企業等総合相談窓口を3月9日まで延長しております。また、国の持続化給付金に該当しない事業者の皆さんに一律50万円の給付を行う給付金事業につきましても、国の持続化給付金の延長と同様に受付を延長するなど柔軟に対応いたしました。さらに、1月15日より実施した「清瀬がんばるお店応援キャンペーン」は、商工会より大変好評であったとの報告を受けております。
子育て世代の皆さんに対しては、ひとり親世帯などへの特別給付金の支給、就学援助費受給世帯への学校給食休止期間中の給食費相当額の支給、国の特別給付金の基準日以降に生まれた方への給付金の支給のほか、清瀬応援チケットとして、18歳以下の子ども1人につき市内対象店舗で使える5,000円分の応援チケットの配布などを行ってまいりました。
そのほか、ごみの指定収集袋の配布や、下水道基本料金の減免、PCRセンターの設置など、可能な限りの対応を図ってきております。
令和3年度につきましても、国の交付金を効率的に活用するため、令和2年度の補正予算(第10号)と合わせ、しっかりと対応してまいります。
今後始まります新型コロナウイルスワクチンの接種は、最優先事項として、担当のチームを作り、全庁的な応援体制のもと、清瀬市医師会や各医療機関と連携を図りながら、市民の皆さんに、円滑に安心して接種を受けていただけるよう準備を進めております。
2月21日日曜日の午後9時から放送されたNHK総合テレビのコロナ特集では、ワクチン接種の最前線で様々な課題に直面する自治体の姿として清瀬市の取り組みが紹介されました。医師会との調整や接種会場の課題の把握、高齢者施設の方々との調整の様子など、初めての取り組みに奔走する担当職員の姿が放送されました。
市では、できる限り市民の皆さんに正確な情報をお伝えするとともに、ワクチン接種を口実にした詐欺などへの注意を呼び掛けるため、2月12日に、市のホームページに特設ページを設け、準備の状況や接種に関するよくある質問と回答などを掲載し、SNSなどでも周知に努めております。
接種のスケジュールにつきましては、すでに、医療従事者の方への先行接種が始まっており、先日、政府から65歳以上の高齢者の方への優先接種を4月12日から開始するとの報道があったところであります。引き続き、しっかりと準備を進め、詳細が決まりましたら、市民の皆さんに、できるだけわかりやすくお知らせしてまいります。
 

令和3年度予算案について

次に、令和3年度予算案について申し上げます。
一般会計の予算規模は316億9,800万円で、前年度に比べ20億200万円、率で5.9%の減となっております。
令和3年度の予算編成は、新型コロナウイルス感染症の影響により、市税収入など歳入の大幅な減少が見込まれるなか、例年にも増して大変厳しい予算編成となりました。
そうしたなかにあっても、常に前向きに取り組む姿勢を忘れることなく、新庁舎の完成や小学校体育館への空調設備の整備、雨水幹線や都市計画道路など都市基盤の整備を積極的に進め、さらなる安全安心なまちづくりを進めてまいります。また、清瀬駅南口地域児童館の基本計画の策定など子育て支援の充実を図るほか、4月には受動喫煙防止条例を施行し、健幸ポイント事業の効果検証を行うなど健康増進策を推進します。
しかし、多額の財政需要の一方で、歳入では、新型コロナウイルス感染症による影響から、市税は前年度に比べ2億5,243万円の減額、地方消費税交付金は6,800万円の減額、地方交付税は2億4,400万円の減額が見込まれております。
こうした財源不足については、臨時財政対策債の増額や財政調整基金による繰り入れで対応せざるを得ない状況となっております。
基金の状況は、令和2年度末現在高見込額が全体で31億120万円となっておりますが、令和3年度予算編成において、財政調整基金から前年度に比べ2億円多い6億円を繰り入れたほか、公共施設整備基金から6億700万円を繰り入れたことなどから、予算編成後の基金現在高は合計で19億4,211万円となっております。今後も、老朽化した公共施設の整備のほか、年々膨らむ社会保障関係経費などの経常経費の増加が見込まれるため、さらなる基金への積み立てが必要だと考えております。
次に、特別会計でございます。
はじめに、国民健康保険事業の予算規模は78億9,500万円で、前年度に比べ1億1,100万円、率で1.4%の減となっております。被保険者数の減少により保険給付費が減額となる一方、東京都全体の1人あたりの保険給付費などの増による影響で、国民健康保険事業費納付金が、前年度に比べ3,523万円、率で1.5%増となっております。
次に、駐車場事業の予算規模は7,900万円で、前年度と同額となっております。
介護保険の予算規模は71億9,700万円で、前年度に比べ5億300万円、率で7.5%の増となっております。第8期介護保険事業計画の開始年度となりますが、消費税率引き上げに伴う65歳以上の介護保険料の軽減を引き続き実施いたします。また、保険給付費は、介護報酬の引上げなどに伴い増額となっております。
後期高齢者医療の予算規模は20億4,500万円で、前年度に比べ1,000万円、率で0.5%の減となっております。
次に、下水道事業会計では、柳瀬川右岸5号雨水幹線整備に伴う委託料や東京都が実施する東3・4・15の2号線の整備に伴う、汚水管渠布設工事費などを計上しております。
 

令和3年度の市政運営の基本的な考え方

それでは、令和3年度の市政運営の基本的な考え方を申し上げます。
令和3年度は、「手をつなぎ、心をつむぐ、みどりの清瀬」をまちづくりの基本理念として掲げた第4次清瀬市長期総合計画の6年目となり、基本構想に掲げる10年後の将来像の実現に向けて、着実に施策を展開していく年となります。
厳しい財政状況においても、行財政改革に着実に取り組みながら、市民生活に目を向け、市民の皆さんの健康や福祉の向上のため、しっかりと市政を進めてまいります。

まず、新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。
これまでに国の地方創生臨時交付金を活用して実施した事業の不用額を精査し、改めてその活用を図ることから、一部を令和2年度一般会計補正予算(第10号)に計上し、繰越明許費として令和3年度に事業を実施いたします。
1つ目は、ひとり親世帯などへの支援として、児童育成手当受給者に児童1人につき50,000円を支給します。昨年の6月にも20,000円を支給しておりますが、雇用状況など厳しい状況が続いていることから、再度実施いたします。
2つ目は、市内の経済活性化対策として、令和2年度当初予算に計上したニンニンスクラッチ事業がコロナ禍において実施できなかったことから、改めて令和3年度に実施します。
3つ目は、市内事業者などへの支援として、新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただいている商店街を応援するため、商店街に対し応援金を支給します。
4つ目は、PCRセンターの設置で、令和3年度も引き続きPCRセンターを運営してまいります。
5つ目は、医療従事者の方への支援として、PCRセンターの運営や新型コロナウイルスワクチンの接種を行う医療機関に支援金を支給します。
6つ目は、不特定多数の方々が利用する公共施設の感染症対策として、トイレなどの水栓を非接触型水栓に改修します。
7つ目は、新しい生活様式の導入として、窓口の効率化や感染症対策を図るため、住民票や課税証明書などの手数料の支払いに、キャッシュレス決済を導入します。
このほか、新型コロナウイルス感染症対策については、国の第3次補正予算で地方創生臨時交付金の追加交付が示されておりますので、詳細が分かり次第、さらなる対策を検討してまいります。

次に、令和3年度予算に計上した主な事業について、長期総合計画の5つの将来像にそって申し上げます。
1つ目は、「安全でうるおいのある暮らしができるまち」を目指す取り組みであります。
災害対策の拠点となる免震構造を備えた新庁舎がいよいよ完成いたします。72時間連続運転が可能な非常用発電設備のほか、井水の利用や貯水槽、非常用の汚水貯留槽などを備えておりますので、災害時の防災拠点として、しっかりと機能を果たすよう体制を整えてまいります。また、東京都の地域防災計画の修正に合わせ、清瀬市地域防災計画の見直しを図ります。
さらに、野塩地域市民センターの耐震改修工事を実施し、平成25年度に策定した清瀬市公共施設耐震化計画を1年前倒しで、すべての公共施設の耐震化を完了いたします。
一方、近年多発する大雨による災害に対しては、浸水被害への対応と今後の対策を図るため、雨水管理総合計画を策定するほか、柳瀬川右岸5号雨水幹線整備その4として、令和6年度までに、大林組から市役所前交差点を南に進み新小金井街道まで雨水幹線を整備します。
また、市民の皆さんが生活に生きがいやゆとりを持ち、心の豊かさを実感できるよう文化やスポーツ活動を支援します。
平成25年の国体の際に整備した内山運動公園サッカー場の人工芝が劣化し危険な状況も見られるため全面的な張り替えを行うほか、テニスコートのトイレを改修いたします。

2つ目は、「健幸でともに支え合うまち」を目指す取り組みであります。
誰もが生き生きと暮らせる健幸づくりは、高齢社会を迎えるなかで市政の大きな課題であります。「健幸都市きよせ」を目指して、健康推進施策には引き続き力を入れてまいります。
がん検診推進事業は、受診率の向上を図るため、胃がん、大腸がん、肺がんの検診を同時に受けられるセット健診が好評なことから、定員をさらに増やして実施します。また、生活習慣病の重症化予防対策として、新たに糖尿病性腎症重症化予防プログラムを実施します。さらに、健幸ポイント事業を引き続き実施するとともに、取り組みの効果測定を行うため医療費分析を行います。
また、4月から施行する受動喫煙防止条例の周知活動を行うとともに、禁煙地区のパトロールを実施します。
野塩都営住宅の建て替えに伴い野塩老人いこいの家が取り壊されるため、新たに高齢者を含め地域の住民が幅広く利用できる施設として集会所を建設します。

3つ目は、「子どもたちを健やかに育むまち」を目指す取り組みであります。
清瀬駅南口地域児童館の整備に向け、基本計画を策定します。また、東京都と連携し、清瀬中学校内に整備したコミュニティハウスで、学校を拠点とした持続可能な地域づくりを進める都内初の試みを実施します。
保育園の待機児童対策では、令和4年4月に、松山地区に定員42人の乳児保育園を開園するための施設整備を行います。これにともない、梅園乳児保育園は令和4年3月で閉園しますが、定員は8人増えることになります。
学校体育館への空調設備の整備につきましては、令和2年度の中学校に続き、令和3年度は小学校全校の体育館に空調設備を整備します。また、児童センターの空調設備の改修工事を行い、換気機能を高めることで感染症対策を図り、子どもたちが安心して、快適に利用できるようにいたします。

4つ目は、「豊かな自然と調和した住みやすく活気あるまち」を目指す取り組みであります。
安全で住みやすいまちには、歩行者や自転車、車が安全に通行できる道路の整備は欠かせません。都市計画街路事業、東3・4・16号線、17号線、26号線の早期整備を計画的に進めます。
さらに、清瀬の大切な財産である緑を次世代に引き継ぐため、中里一丁目緑地約2,600平米、せせらぎ公園緑地約2,300平米の公有地化を図ります。
産業振興では、地域農業者を支援するため、都市農業経営力強化事業として、環境制御システムを導入したパイプハウスの整備などを支援します。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により停滞した地域経済の活性化を図るため、商店街チャレンジ戦略支援事業として、商店街の取り組みを支援します。さらに、起業支援として、在宅ワークのしやすい環境づくりを創出するとともに、テレワークスペースに対するニーズが高まっていることから、生涯学習センター内にコワーキングスペースを整備します。

5つ目は、「都市格が高いまち」を目指す取り組みであります。
最小の経費で最大のサービスを提供すること、そして、持続可能な財政運営は我々に課せられた変わらぬ使命でありますので、引き続き行財政改革を進めてまいります。
新庁舎での業務開始に向け組織改正を行うとともに、児童センターと、学童クラブ3施設に指定管理者制度を導入します。また、RPAやAI-OCRの導入を進め、業務の効率化を図ります。
今後の行政運営の大きな課題であります公共施設の再編については、公共施設再編計画の地域レベル編を策定するほか、公共施設等総合管理計画の改訂を行います。
シティプロモーションについては、今回の組織改正で、郷土博物館を企画部に移し、秘書広報課や市史編さん室との連携を強化して推進体制を整えます。「結核と清瀬の尊い歴史」など、長い歴史と文化によって育まれた「清瀬らしさ」を大切にし、清瀬の魅力や価値を高め、それを積極的に発信することで、シティプロモーションをさらに推進いたします。

最後に、新庁舎の建設の状況について申し上げます。
第1期工事として建物の工事がほぼ完了し、3月8日に引き渡しを受ける予定であります。その後、什器の設置やサイン工事など付帯工事を行い、5月1日から5日に移転し、5月6日に新庁舎での業務を開始いたします。その後、現在の庁舎を解体し、駐車場などの外構工事を行います。
また、3月28日には、竣工記念式典を、新型コロナウイルス感染症対策を十分に施したうえで開催したいと考えておりますので、市議会議員の皆様にはご臨席を賜りますようお願い申し上げます。
以上、令和3年度を迎えるにあたっての私の所信といたします。

なお、本定例会には、新年度予算のほか令和2年度一般会計補正予算などの案件をご提案申し上げておりますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

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