ライモ・ウトゥリアイネン「TENKO lll」
TENKO lll [1993年制作/鉄・アルミニウム]
制作の意図
「簡潔さは、芸術において神が定めた必然的な目的ではないが、芸術家が諸現象や物の本質に迫るとき生じる、避け難い結果である。直線は、量や塑造領域の新しい建築学的構成に、我々の道を向ける唯一の媒介物である。私が彫刻的表現の手段として直線を選んだのは、1950年代後半に建築学の研究をしていた時代に遡る。都市計画以来、建築は私のヴィジョンを形成し、私はそれに適応しようと努力している。後年取り上げた垂直―水平軸も、この建築学的連合において解釈できるだろう。私は、最良の彫刻のみが環境の一要素として決定的特質を発揮できる、と理解している。」
ライモ・ウトゥリアイネン[Raimo Utriainen/1927年から]
フィンランドのクオピオ生まれ。フィンランド国立美術学校に学ぶ。国内をはじめヨーロッパ・アメリカなどでの展覧会出品が増え続け、フィンランドの代表作家としての地位が固まる。フィンランド芸術大賞を受賞。
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