デフリンピック概要

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ページ番号1015286  更新日 2025年9月1日

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東京2025デフリンピック

概要

2025年11月、東京で「第25回夏季デフリンピック」が開催されます。

デフリンピックは1924年に始まり、100周年を迎える歴史ある国際大会です。これまでに世界70か国以上が参加し約3,000人のデフアスリートが競うあう一大イベントとなっています。日本での開催は今回が初めて。東京大会では21競技が行われ、世界中のデフアスリートが集います。開催を通じて、多様性や共生社会への理解を広げる大きな機会となります。

デフとは?

「デフ(Deaf)」とは英語で「耳がきこえない」という意味です。

聴覚障害がある人々は、手話や筆談などの視覚的な方法でコミュニケーションを取ります。競技の場でも、音ではなく「光」や「合図」を頼りにプレーをします。

例えば、スタート合図は号砲ではなくランプの光で、審判の指示は旗やジェスチャーで伝えられます。こうした工夫により、きこえない選手が安心して全力を発揮できる環境が整えられています。

デフリンピックとは?

デフリンピックは「耳がきこえない・きこえにくい選手のためのオリンピック」です。国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、夏季と冬季の大会が4年ごとに交互に開かれます。

参加できるのは、補聴器などを外した状態で「最小可聴値55デシベル以上」の聴覚障害を持ち、各国のろう者スポーツ協会に登録している選手です。これは、日常会話の声がきこえないレベルに相当します。

パラリンピックに聴覚障害の部門がないのは、デフリンピックという独立した大会が古くから発展してきたためです。1924年に始まったこの大会は、聴覚障害者自身が運営を担い、手話や視覚的な情報保障を前提とした「自立した国際大会」として育ってきました。

競技の中では、きこえないことによる「見えないハンデ」があります。団体競技では声での指示が届かず、常にアイコンタクトや手話で意思疎通を図らなければなりません。個人競技でも、風の音や打球音などの判断材料が得られないため、不利な状況があります。

だからこそ、同じ条件で戦えるデフリンピックには大きな意義があります。

デフリンピックは、スポーツを通じて多様性を尊重し、社会全体で理解を深める場でもあります。2025年の東京大会は、日本社会に「きこえないこと」と「スポーツの可能性」を広く伝える歴史的な大会になるでしょう。

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