市史編さん草子「市史で候」 八十一の巻 「二つの新刊と第二回販売会と、お引越し!の巻」
八十一の巻:「二つの新刊と第二回販売会と、お引越し!の巻」【令和6年6月20日更新】
市史編さんの活動報告
○ 二つの新刊
令和6年3月に、『清瀬市史 7 資料編 考古』と『市史研究 きよせ』第9号を刊行しました。

『清瀬市史7資料編考古』は、B5判オールカラー約650ページに、清瀬市域の遺跡を総まとめしました。2万年以上前の旧石器時代の石器から、明治~昭和のノベルティグッズ(湯呑茶碗)まで、この1冊で清瀬の遺跡が丸わかり!?
表紙と巻頭ページは、写真家小川忠博氏による清瀬市域の代表資料の写真です。本文ページにも図、写真を多数掲載しました。どうぞご覧ください。
『市史研究 きよせ』第9号では、令和6年6月の清瀬駅開業100周年に合わせ、巻頭の「きよせなつかし写真館」に歴代の清瀬駅の写真を集めました。
「清瀬駅と結核療養 ~駅舎の変遷と病院街の変化~」は、清瀬駅の駅舎と、清瀬市南西部にひろがる“病院街“の変化を、結核療養という視点から重ね合わせた、清瀬ならでは企画です。
中でも、作家福永武彦の日記に登場する清瀬駅は印象的です。昭和20年代半ばすぎまでの結核患者にとって、初代清瀬駅は長い療養生活の入口であったと同時に、回復期にあっては、退院後の生活に向かう希望の入口でもあったことが窺え、地域の住民とはまた違った意味合いで清瀬駅をとらえていた人々がいたことを教えてくれます。
文中に掲載した写真家、伊与田昌男撮影の写真(たましん地域文化財団蔵)は、清瀬駅初代駅舎前の人々を活写しています。伊与田も清瀬の東京療養所で療養生活を送った一人です。
「尾張藩鷹狩における上使接待と「清戸之図」」では、江戸時代に中清戸に建てられた「清戸御殿」(延宝4年~安永年間)の一部を描いた絵図「清戸之図」を紹介しています。
清瀬市域は江戸時代に尾張藩主が鷹狩りを行なう場所:鷹場とされ、鷹狩りに訪れた藩主は、清戸御殿に滞在していました。
「清戸之図」は、清戸御殿に藩主を訪ねてきた、将軍からの使者(上使 じょうし)を接待するための仕様書、ともいえるものであったことが読み解かれています。
○2回目の販売会
上の新刊2冊の販売開始日(5月15日)に、清瀬市役所で販売会を行ないました。
約20人のお客様が訪れてくださり、新刊のお買い上げもありました。
市史編さん室の刊行物は、市役所1階総合案内、清瀬市郷土博物館、市史編さん室(清瀬市郷土博物館内)で販売していますが、販売会と銘打ってご覧いただける機会は年に一回だけです。お出で下さった方々ありがとうございました。
清瀬市内の図書館でお読みいただくこともできますので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください
ちょっと待ってくださいよう!
あらあら、何ですか市史爺。
清瀬市史編さん室は、令和6年4月から清瀬市郷土博物館内に移転して、市史爺も引っ越したよ。博物館のひいらぎちゃんとはもうすっかり仲良しだ。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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