LGBTQ+の基礎知識
人口の5~10%の割合で存在しているといわれているLGBTQ+の当事者はあなたのそばにいるかもしれません。
LGBTQ+(エル・ジー・ビー・ティー・キュー・プラス)
いろいろな性のあり方の名前を知ろう
いろいろな性には、それぞれ名前が付いています。性のことを正しく理解するために、それぞれの名前と意味を知りましょう。
L レズビアン(Lesbian)
心の性が女性で、女性が好きな人
G ゲイ(Gay)
心の性が男性で、男性が好きな人
B バイセクシャル(Bisexual)
男性も女性も好きになる人
T トランスジェンダー(Transgender)
身体の性と異なる性別で生きる人、あるいは生きたいと望む人。
Q クエスチョニング/クィア(Questioning/Queer)
- クエスチョニング:自分の性のあり方を決めない人
- クィア:性的マイノリティを包括する言葉
+ プラス
上記の他に様々な性のあり方があることから、「+」は包括的な意味を持たせるために付けられています。
カミングアウト(当事者が自分の情報を打ち明けること)
LGBTQ+の当事者がありのままの自分を伝えることを、「カミングアウト」といいます。
「自分の本音」を出せない状況は、まるで洋服ダンス(クローゼット)のなかで過ごしているようなものです。
「coming out the closet(クローゼットから出てくる)」という英語表現から出ています。
カミングアウトすることで、周囲の人に自分のことを隠さずに話せるようになる、自分の望む性で生きることができるなと、暮らしやすくなる場合があります。
しかし、カミングアウトがきっかけで居場所がなくなる、いじめられるなど、生きづらくなる場合もあります。
「カミングアウトをする/しない」の判断を本人ができるようにするには、言葉や知識、情報が本人にきちんと届くことが重要になってきます。
カミングアウトはあくまで自分らしく生きるためのひとつの方法に過ぎません。
LGBTQ+の当事者たちが自分らしく生きられる社会や人間関係が望まれます。
アウティング(当事者の情報を別の誰かに話すこと)
本人の性のあり方に関することについて、本人の許可なく勝手に他の人に伝えてしまうことを「アウティング」といいます。
暴露という意味の英語の動詞「out」から来ています。
悪気がなくてもアウティングをしてしまう場合があるので、注意が必要です。アウティングをされたことがきっかけで傷つき、職場や学校に来られなくなったり、地域で生活ができなくなったりする人もいます。
大切なことは「本人がどうしたいと考えているか」「本人が誰に知っていてほしくて、誰には話したくないと思っているか」についてきちんと知ることです。自分で勝手に決めつけることをせず、わからないことは本人に聞いて確認をしましょう。
アライ(Ally/味方)
アライ(Ally)、正しくはストレートアライ(Straight Ally)といいます。自分はLGBTQ+では無いけれどLGBTQ+の人たちの活動を支持し、支援している人たちのことをいいます。
自分と社会の多様性を認めていこう
あなたがこの先、身近な方から性のあり方についてカミングアウトを受けたときには、「LGBTQ+」の人としてでなく、「その人」として接することが重要になります。
自分らしさを大切にして、一人ひとりが違う人間であるということを認めることから、お互いを尊重する社会の実現につながります。
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