A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)・咽頭結膜熱(プール熱)について

ページ番号1013276  更新日 2024年4月2日

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)とは

症状

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群レンサ球菌による上気道の感染症です。
典型的には、2〜5日の潜伏期間の後、突然38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌などの症状が現れます。しばしばおう吐を伴います。熱は3〜5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。
まれに重症化し、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。合併症には肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。

感染経路

飛沫感染、接触感染

予防のポイント

流水や石けんによるこまめな手洗いやアルコール消毒、咳やくしゃみをする時に口と鼻をティッシュ等でおおう、マスクをするなどの咳エチケットが有効です。

治療

抗菌剤による治療を行います。腎炎などの合併症を防ぐため、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。
喉の痛みがひどい場合は柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけましょう。

咽頭結膜熱(プール熱)とは

症状

咽頭結膜熱(プール熱)とは、アデノウイルスによる感染症で、小児を中心に、主に夏に流行しますが、最近の傾向として、冬季にも小流行が見られることがあります。39℃前後の発熱、咽頭炎(のどの痛み、発赤など)、結膜炎(目の充血、目やになど)を3主症状とし、その他リンパ節の腫れ、腹痛、下痢などが生じることがあります。症状は1~2週間でおさまります。頻度は高くありませんが、重症化した場合は肺炎などを合併することがあります。

感染経路

飛沫感染、接触感染、経口感染

予防のポイント

アデノウイルスにはアルコール消毒は効きにくいため、流水や石けんによるこまめな手洗い、咳やくしゃみをする時に口と鼻をティッシュ等でおおう、マスクをするなどの咳エチケットが有効です。また、患者との密接な接触を避け、タオルの共用はしないようにしましょう。症状消失後も、約1か月は尿・便からウイルスが排泄されるので、症状がなくなっても、排泄後の念入りな手洗い、排せつ物の処理に注意しましょう。

治療

特別な治療法はなく、患者の症状に合わせた対症療法が行われます。目の症状が強い場合は、眼科での治療を行います。

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