野良猫にエサやりをしている方へ
飼い主のいない猫にエサを与えている方へ
やせておなかをすかせた猫がいれば、エサを与えたくなる気持ちは、否定できるものではありません。しかしそのエサやり、きちんとルールを守って行われていますか?
猫を居つかせて、繁殖してしまうことで、かえって不幸な命を増やしていることになります。また、あなたの知らないところで猫たちが、他のお宅に大変な迷惑をかけていることもあります。
「あの家が(あの人が)、エサなんか与えるから・・・」ルールにのっとらない無責任なエサやりは、ご近所トラブルにも発展しかねません。
置き餌は絶対にしない
猫が集まる時間が不特定だからと、エサを器に入れて放っておいてはいけません。置き餌は近隣地域から移動してきた猫まで居つかせる原因となり、カラスを呼び寄せたりゴキブリ、ハエを発生させるなど不衛生な状態にもなりがちです。
エサを与える場所と時間を決め、適量を器に入れ、食べ終わるまで見守ります。食べ終わったら速やかに片づけて、きれいに掃除もします。後になって他の猫が現れて餌をねだっても、その日は与えずに時間を守ります。数日で、猫たちは時間にあわせて姿を見せるようになります。
不妊去勢手術を必ず行う
野良猫がかわいそうでエサを与えているのなら、かわいそうな野良猫がこれ以上増えないようにする。これは、エサを与えている方の責務です。猫をよく観察して、耳にV字のカットがされていない場合は未手術の猫です。飼い猫の寿命は10年以上と長いのですが、野良猫の寿命はおおよそ4年程度と言われています。繁殖せずにいれば数年でその場から野良猫は消滅します。
清瀬市では、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術助成制度を設けており、捕獲や病院の紹介に関しては市と協働しているボランティアさんが協力してくれます。難しく考えず、市役所に相談してください。
排泄場所を必ず作る
食べれば排泄もします。その場所がご近所の庭先であってはなりません。植木のプランターに土を入れて砂を敷くなど、専用の猫トイレでなくとも排泄場所は作れます。市に寄せられる猫の苦情のなかでも、最も多いのが糞尿の被害です。エサを与えるならば、必ず排泄の場所も作り、常に猫たちが快適に排泄できるような環境づくりを、行ってください。
ご近所に迷惑をかけていないか、良く観察する
猫が苦手な人や、アレルギーなど身体的に猫を受け付けない人にとっては、庭先を横切られただけでも不快に感じることもあります。猫に好意的な人でも、庭の植木や花を痛められた、糞や尿をされた、車を傷つけられたなど被害にあえば次第に猫と、猫にエサを与えている人に対する感情が不快なものになってしまいます。猫の行動範囲をよく観察し、ご近所に迷惑になっていないか、常に気を配ります。
また、他人の土地や施設敷地などでエサを与える場合は、必ず管理者の許可を受けます。
小さな命を気遣う行為は素晴らしいものですが、そこには責任と労力も伴います。与え放しの無責任なエサやりは、かえって猫を取り巻く環境を悪くしてしまいます。エサを与えつつ繁殖を防ぎ、数を減らして猫による被害と、不幸な命の誕生を減らしていくことが大切です。
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