新庁舎建設に関わるよくある質問 よくある質問

ページ番号1004934  更新日 2020年9月24日

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質問Is値(構造耐震指標)とは何ですか

回答

建物の耐震性能は、Is値(構造耐震指標)で表します。このIs値は、地震に対する建物の強度や靭性(変形能力、粘り強さ)、建物の形状バランス、劣化状況などから算出します。
Is値が大きいほど耐震性能が高いとされており、以下の耐震性能判定で分類されます。一般的には、震度6強~7程度の規模の大地震発生時に安全であると考えられているレベルが0.6以上に設定されています。

国土交通省「建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針」

  • Is≧0.6:地震の振動及び衝撃に対して倒壊、又は崩壊する危険性が低い
  • 0.6>Is≧0.3:地震の振動及び衝撃に対して倒壊、又は崩壊する危険性がある
  • 0.3>Is:地震の振動及び衝撃に対して倒壊、又は崩壊する危険性が高い

市役所を含む官庁施設は、来訪者等の安全を確保するとともに、大規模地震発生時に災害応急対策活動の拠点として機能を十分に発揮できるよう、総合的な耐震安全性を確保したものである必要があります。このため、国土交通省は、官庁施設の耐震化の目標を定めています。
※ 市役所は、以下の分類「2類」と捉え、目標とするIs値を0.75以上に設定しています。

国土交通省「官庁施設の総合耐震計画基準」

1類(Is値:0.90以上)

  • 目標
    大地震後、構造体の補修をすることなく建築物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られている
  • 対象施設
    災害応急対策活動に必要な建築物のうち、特に重要な建築物

2類(Is値:0.75以上)

  • 目標
    大地震後、構造体の大きな補修をすることなく建築物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られている
  • 対象施設
    災害応急対策活動に必要な建築物及び多数の者が利用する建築物

3類(Is値:0.60以上)

  • 目標
    大地震により構造体の部分的な補修は生じるが、建築物全体の耐力の低下は著しくないことを目標とし、人命の安全確保が図られている
  • 対象施設
    1類、2類以外の建築物

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