くろくわ和尚

ページ番号1002324  更新日 2020年9月9日

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イラスト:くろくわ和尚

野塩三丁目の円福寺に、「何事も無駄にならず、何か行動すれば必ずためになる」という励ましのありがたい教訓の昔話が残っています。
昔々、円福寺のある和尚さんが、「朝日さす夕日輝く楠の木の根元に、黄金輝く」という言い伝えを耳にします。誰でもお金が埋まっていると聞けば、堀りあてたいというのが人情でしょう。早速、翌日からあちらの木の根元、こちらの荒れ地と掘り返し始めました。来る日も来る日も「縦九寸横六寸の鍬」(くろくわ)を使って掘りました。

しかし、何日経っても何も出てきません。そうしたある日、ふと顔を上げて辺りを見渡して気が付きました。あの言い伝えは、埋蔵金の在りかを教えているのではなく、どんな荒れ地でも、開墾すればそこは立派な畑や田んぼになり、そこに実った作物は富を産み「宝」となるということを教えていたのです。その後も、和尚さんは荒れ地の開墾に汗を流し、村人たちは親しみを込めて和尚さんのことを「くろくわ和尚」と呼ぶようになったそうです。

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