一文坂
小金井街道から中里交差点方面へ柳瀬川通りを東に進むと、左に清瀬橋の方へ下る坂道があります。この坂道が一文坂です。坂の途中には「大六天」と刻まれた石塔があり、三島大六天という神様がまつられています。さて、一文坂の由来は。
むかし、中里の村に急な坂道がありました。そこには大変おこりんぼうな神様がいて村の人たちがころんだりすると必ずバチがあたります。ですから村の人たちは、ころばないよう恐る恐る歩いていました。
ある日、瀬戸物を馬に積んだ商人が、この坂道を通りかかり、気をつけながら歩いていましたが、振り返って馬に声をかけたとたん、ころんでしまったのです。商人は困ってしまいました。バチがあたって瀬戸物がわれたら大変です。そこで、商人は一文を取り出して神様に供え「バチがあたりませんように」とお願いしました。すると、バチがあたるどころか、その日は瀬戸物もすっかり売れました。このうわさは村中に広がり、ころんだときは、すぐ一文を供え、バチがあたらないようお願いするようになりました。それから、この坂道は「一文坂」とよばれるようになったそうです。
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