こわしみず
この民話のいわれとなった泉は、JR武蔵野線が敷設された昭和四十八年まで実在しており、整理前の住居標示も清戸下宿字清水(現・旭が丘六丁目付近)でした。
さて、親はききざけ子は清水といわれた「こわしみず」とは。
むかし、清瀬の下宿に働きもののお百姓さんが住んでいました。ある暑い日のこと、お百姓さんは仕事で疲れ、のどもかわいたため、大きな杉の木が二本ある丘へ歩いていきました。そこには、一年中こんこんと水がわき出る泉があるのです。
お百姓さんは、泉の澄んだ水を手ですくって一口飲み、びっくりしてしまいました。甘いお酒の味がするのです。
それからは毎日、仕事を終えると泉の水を飲み、ほろよいきげんで帰るようになりました。
不思議に思った息子が、ある日そっとお父さんの後をついて行くと、なんとお父さんは、にこにこと泉の水を飲んでは酔っていくのです。お父さんが帰った後、息子も泉の水を飲んでみました。
しかし、息子には、ただの水でした。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
シティプロモーション課プロモーション係
〒204-8511
東京都清瀬市中里5-842 清瀬市役所3階
電話番号(直通):042-497-1808
電話番号(代表):042-492-5111
ファクス番号:042-492-2415
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。