いきいき生活の秘訣はフレイル予防! ~清瀬市シニアみんなで健幸プロジェクト~
清瀬市シニアみんなで健幸プロジェクト
主に75歳以上の方を対象に、「清瀬市シニアみんなで健幸(※1)プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは、健康寿命の延伸(元気でいきいきと生活できる期間をのばすこと)を目的とし、医療・介護・健康診査などのデータから、保健師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、言語聴覚士、介護予防運動指導員などが一人ひとりにあった生活習慣の改善やフレイル(※2)予防などの支援を行います。高齢者の医療の確保に関する法律(昭和五十七年法第八十号)に基づき、市が実施しています。
※1 「健幸」とは、「健康」と「幸福」の2つの意味を持ち、健康であり幸せに暮らしてほしいという思いが込められた言葉です。
※2 フレイルとは、加齢により心身の活力が低下した虚弱な状態をいいます。
(1)健康状態などに心配のある方への個別支援
- 生活習慣病などの重症化予防に取り組みます。
- 同一医療機関への頻回受診者の適正な受診に向けた支援などを行います。
- 健康状態が不明な方の実態を把握し、必要に応じて医療機関への受診や介護サービスなどの利用観奨を行います。
事業の対象となる方には個別に手紙やアンケートなどでご案内を送付いたします。
(2)保健師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、介護予防運動指導員などによるフレイル予防支援
シニアクラブやサロンなど、シニアが多く集まる通いの場などにおいて、参加者の健康づくりやフレイル予防などに関する普及啓発を行い、必要に応じて適切な相談窓口や医療機関などへつなげていきます。
フレイル予防の3ステップは、関心を持つ!気がつく!予防に取り組む!
Step1 フレイルに関心を持つ!
上の図は左から右に時間が進み歳を取っていきます。フレイルとは日本語で「虚弱」と訳され、加齢に伴って気力や体力、認知機能など、からだやこころの機能(はたらき)の低下によって要介護に陥る危険性が高まっている状態をいいます。例えば、これまでしていた趣味や家事、地域の活動などを「やらなく」なったり、「おっくう」なってきたりしたことはありませんか?これもフレイルの重要なサインの一つです。フレイルは適切な予防により健康な状態に戻ることができます。フレイル予防=介護予防であり、フレイルを少しでも先送りすることが、健康寿命を延ばすカギです。
まずは「フレイル」という言葉を知って関心を持つところから始めましょう!
Step2 フレイルに気がつく!
フレイルに気がつくチャンスは「体力測定」です。お近くのシニアの方々が集まる通いの場や市で行っている「体力測定会」へ積極的に参加して、今のからだの状態を知っておきましょう。歩行速度や握力の低下がきっかけで要介護状態のなることもわかっています。
Step3 フレイル予防に取り組む!
フレイルの対策は「食べて、動いて、人とつながること」です。
(1)食事などでたんぱく質を多く摂取していること
「年をとったら粗食でいい」は大間違いです。多様な食品を毎日きちんと食べ、栄養(特にたんぱく質)不足にならないことが、健康寿命につながります。
(2)運動習慣を有していること
健康長寿は毎日の少しの筋トレからです。「歩いていれば大丈夫」と思っていませんか?骨や筋肉を維持するためには、歩くだけでは不十分です。散歩やウォーキングに毎日少しの筋トレをプラスしましょう。シニアが集まって週1回筋トレを行う「きよせ10の筋トレ」への参加もおすすめです!
(3)社会参加ができていること
社会参加はこころも体も健幸(けんこう)にしてくれます。人や社会とのつながりは、健幸(けんこう)にとってとても大切です。いくつになっても家にこもらず、ひとや街とつながりましょう。高齢期に大切なことは「きょういく」と「きょうよう」といわれています。あなたには「今日、行くところ」「今日、用事」がありますか?
(1)から(3)を生活の中で無理なく取り入れ、「口腔ケア」「年1回の健康診査受診」プラスして習慣化しましょう。いつまでも健幸(けんこう)に暮らしていける秘訣といえます。さあ今日から始めましょう!
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