第5回 志木街道の移り変わり(令和7年5月1日号)

清瀬市の東西を走る志木街道は交通量が比較的多く、埼玉県志木市にあった引又宿へ向かう主要な街道として江戸時代頃に誕生したといわれ、別名引又街道とも呼ばれています。そのため、志木街道沿いの上・中・下清戸付近には古い寺院や神社、そして江戸時代から続く家が存在しています。
清瀬市が誕生したころの志木街道の上・中・下清戸付近は、今よりも道路沿いに樹木が数多く立ち並んで鬱蒼としており、現在のような2車線ではなく道路は狭い状態でした。そのため、自動車同士のすれ違いがとても不便であり、更にはアスファルト舗装や排水整備が完全ではないため、自動車が通るたびに土埃があがり、雨が降ると水たまりができ、あまり良い状態ではありませんでした。
そこで、昭和50年代に上・中・下清戸付近では一部の樹木を残して、道路の拡幅が行われました。その後、道路環境の整備としてアスファルト舗装や排水整備が行われて2車線となり、現在の志木街道が誕生しました。また平成12年には、長命寺付近で新小金井街道とつながり、市内の交通網が整いました。
新しくなった志木街道ですが、現在でも上・中・下清戸付近には神社・寺院、古い家が残り、旧家の蔵を見ることもできます。つまり、志木街道は、古い清瀬を歩きながら体感するのに理想的な場所になっています。
歴史を感じながら、志木街道を歩くのはいかがでしょうか?
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