第4回清瀬さんぽ 街並み発掘探検隊 景観レポート
平成25年4月7日土曜日に、第4回清瀬さんぽ街並み発掘探検隊を開催しました。
朝9時に中里地域市民センターに集合。今回は参加者8名、まちづくり課職員3名の合計11名で中里野塩地域を歩きました。
2枚目は集合場所の中里地域市民センター周辺の中里都営住宅(昭和39年)の写真です。河川改修もされていなかった時のものなので現在の印象とは全く異なりますね。
小金井街道を渡り、せせらぎ公園の遊歩道に入ります。中里地域に昔から住まわれている参加者の方から、昔はこの辺りでは空堀川が氾濫し水害に悩まされていた当時のお話も聞くことが出来ました。現在は源流から北にずらす形で河川改修が行なわれたため、氾濫することはなくなりました。せせらぎ公園は、この空堀川の源流の経路を復元する形で整備されています。
新緑の緑の中ウッドチップの敷かれた遊歩道はとても気持ちの良いさんぽコースです。ところどころに見られる希少な草花にカメラを向けていました。
せせらぎ公園を抜け空堀川沿いにを上流に向かい歩きます。柳瀬川通りを渡って中里緑地保全地区に入ると、花開いているカタクリを見ることができました。朝は雨も降ってしまい、カタクリはあまり期待できないと思っていたのですが、予想外の開花している姿にカメラを向けていました。
雑木林の中を歩いて行くと、風に乗ってどこからか舞い落ちてくる桜の花びらが道に積もり、うっすらとピンク色の絨毯が。この季節ならではの自然景観ですね。
緑地保全地区を抜けて梅坂を下ります。空堀川にかかる梅坂橋にて民話のご紹介。
野塩地区に入り都営団地の中を進みます。団地の敷地内はきれいにガーデニングされているところが多く、珍しい草木には興味津々の参加者の方も。樹木の種類がわからないものについては、プレートみたいなものを付けてもらえるともっと楽しめるねという声も聞かれました。
細い坂道を登り野塩地域センター方面へ。歴史を感じる建物は以前お醤油屋さんだった建物。井戸(?)の跡や敷地内に大きな釜が置いてあるのが見えました。昔ながらの雰囲気が残っているのですが、残念ながら今は営業していない様子でした。
野塩地域センターで小休憩をしたあと、中里方面に戻る形で歩きます。空堀川を渡ると立派な門構えの円福寺の前へ。ここでも清瀬市民話、びわかけの松を紹介して、境内に寄らせてもらいました。石造りの上に建つ五重塔と満開の桜が成す景色には、まるで京都みたいだと参加者みなさんカメラを向けていました。(注:団体でお越しの際は事前に円福寺さんへご連絡ください)
また梅坂を上りまっすぐ小金井街道方面へ歩き、氷川神社に寄ります。ここでは、以前中里万作という伝統行事が行われていたようで当時の写真を紹介。残念ながら現在は後継者の事情により行なわれていないそうです。
小金井街道を渡り、一方通行の道を下っていくと、未だ残っている火の見やぐらを発見。
柳瀬川通りを渡って一文坂を下ったところで、本日最後の民話を紹介。
転ばないように気を付けて坂を下り、出発地の中里地域市民センターへ戻ってきました。
景観レポート
参加者の方に、今回歩いた中で一番印象に残った景観について、写真とコメントを頂きました。
ここは京都か?(円福寺)
中里緑地保全地区
清瀬の街の景観
清瀬の街の景観は、まだまだ素朴で懐かしい日本の原風景が多く残っています。
梅坂橋からの眺め
ご意見ご感想
参加者から次のようなご意見ご感想を頂きました。
- 都市の基盤となるので、道路が整備されるということは良いこと。お年寄りも歩きやすい環境をもっと整備していって欲しい。
- 中里市民センター前の空き地に大型の公共施設や商業施設などを構えると市内に変化ができて良いのでは。
- 木の名前などがわかる札があると植物を覚えたりできて、子どもたちも自然を感じるのでは。
- 今まで歩いたことのないところや、歩いたことのある場所でも時間をおいてみると自然が変化したりして、良い発見がある。
- もっと休める長椅子などがあっても良いかと。
- 清瀬は自然保護が良く行き届いているが、全域にそれを施行するのではなく、昔からある良い面を活かしつつ、近代的に活性化有効活用していっては。
ご協力ありがとうございました。
第5回清瀬さんぽ
第5回は梅園松山地域を巡ります。
開催は8月始め頃を予定しております。
次回もたくさんの方の参加をお待ちしております。
関連リンク
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
都市計画課都市計画係
〒204-8511
東京都清瀬市中里5-842 清瀬市役所3階
電話番号(直通):042-497-2093
電話番号(代表):042-492-5111
ファクス番号:042-492-2415
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。