市史編さん草子「市史で候」 三十六の巻 「今昔 新庁舎」
三十六の巻:「今昔“新庁舎”」【平成29年4月28日更新】
けやき通り沿い、清瀬小学校西側に建設中のJA東京みらい清瀬支店。
工事パネルがはずされ、けやきの若葉が光る中、新しい建物が姿を現しました。
新しいJA東京みらい清瀬支店は、今年、平成29年6月に完成、8月営業開始とのことです。
あれ? タイトルにある新庁舎って、市役所の新しい建物のことでしょ?計画中の。その話じゃなかったの?
ええ。実は、JA東京みらい清瀬支店の新しい建物の話は、市役所の新庁舎の話につながっていくのです。
どうつながるかというと…
現在、市役所の隣にあるJA東京みらい「みらい清瀬新鮮館」(清瀬指導経済センター)は、新しい建物に移転します。
そして、「みらい清瀬新鮮館」の場所は、市役所新庁舎建設用地の一部となるのです。
市役所の新庁舎は、現在の本庁舎の玄関前辺りから、「みらい清瀬新鮮館」の現在の建物辺りまでの場所に建設される計画です。
こんな感じです。
市役所の新庁舎建設については、現在、基本設計が進められています。
平成31(2019)年度から建設が始まり、建物が出来上がるのが平成32(2020)年度。
「新庁舎」での業務開始は平成33年度の予定です。
「みらい清瀬新鮮館」が移っていく新しい建物が姿を現したことは、市役所新庁舎の建設計画につながっていて、計画が目に見えるかたちで動き始めた第一歩とも言えそうです。
ところで、今「新庁舎」という時は、平成32年度に完成予定の、まだ建っていない建物を指していますが、遡ること40年余、昭和48(1973)年には現庁舎が「新庁舎」でした。
この年の「市報きよせ」4月15日号に、「新庁舎まもなく完成」という記事を見つけました。
現庁舎が「新庁舎」と記されています。
このときも、それまで使っていた庁舎に隣接して新しい庁舎を建てました。
できあがった昭和の「新庁舎」と「旧庁舎」が一緒に写っている写真をご紹介しましょう。
中央に写っている2階建ての建物が「旧庁舎」、その後ろに見える白っぽい四角い建物が昭和の「新庁舎」すなわち現在の市役所本庁舎です。
旧庁舎はその後取り壊され、建物のあった場所は市役所の駐車場スペースとなりました。
旧庁舎は昭和3(1928)年に清瀬村役場として建てられました。
そして、昭和29(1954)年に清瀬が「町」になり、昭和45(1970)年に「市」になるのを見届けてきたのでした。
敷地の配置図が載っていた「市報きよせ」昭和48(1973)年4月15日号の記事には、
「新庁舎への引越しは(4月)28日・29日」
「(新庁舎での)業務開始は5月1日から」
「新電話番号は(92)5111代表電話 28日正午に切換え」
とあります。
清瀬市役所「新庁舎」の扉は、緑の風をうけて開かれたのですね。
図および写真の出典(掲載順)
- 「市報きよせ」平成28(2016)年11月1日号
- 「市報きよせ」昭和48(1973)年4月15日号
- 『写真集 清瀬村から町へ、そして市へ 120年のあゆみ』(写真は郷土博物館所蔵)
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