けやき通りと郷土博物館

文化の香り漂う清瀬のアートストリート

四季折々の自然の美しさに定評のある、けやき通り。約250本のけやきが立ち並ぶこの通りでは、日本を代表する作家の彫刻たちが出迎えてくれます。
彫刻というと、美術館などで鑑賞するものと思われがちですが、通勤途中や散歩をしながら鑑賞できるこの野外ギャラリーは、そんなイメージをあっさり消してしまいます。
青い空、木々の緑、これら自然と人間の感性を込めた作品が、いかにマッチするのでしょうか。この「キヨセ ケヤキ ロードギャラリー」は、そんな問いかけを道行く人たちに投げかけています。
きっとこれからも、その季節ごとの顔で潤いをもたらしてくれることでしょう。

郷土博物館で先人の知恵を学ぶ

けやき通りといえば忘れられないのが、昭和60年にオープンした郷土博物館です。その近代的なデザインでつくられたグレーの建物に足を踏み入れると、心静かに時を見つめる気分になります。
これまでは、ただ見学するだけといったスタイルが多い中で、この郷土博物館は先人たちの営みを体験できるスポットがたくさん用意されています。まさに、見て、聴いて、体験できるまったく新しい形の博物館なのです。
その代表的なのコーナーのひとつが、伝承スタジオです。ここでは、ずっと昔から清瀬で行われてきた作業や年中行事を実際に体験することができ、小さな子どもでも楽しみながら学ぶことができます。
他にも、インフォメーションセンターやギャラリーが設けられ、新たな市民文化創造の拠点的役割を担っています。