清瀬市「夢空間」復活プロジェクト(2024年8月5日発表)

ページ番号1014094  更新日 2024年8月5日

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清瀬市「夢空間」復活プロジェクト

中央公園に「夢空間」がやってきます

夢空間外観
夢空間

 清瀬市では、日本の豪華客車のパイオニアであり、日本鉄道史においても貴重な「夢空間」車両のうちダイニングカーとラウンジカーを譲り受け、オリジナルの姿に修復し、連結して保存・活用いたします。
 車両をオリジナルの姿に戻し、後世に引き継いで行くためには、みなさまの力が必要です。ぜひ、ご協力をお願いいたします。

「夢空間」が清瀬市にやってくる

 本市では、(仮称)南部地域複合施設を中央公園内に建設するにあたり、多くの皆さまに訪れていただけるよう、多世代が楽しむことができるものとして、鉄道車両を設置することにいたしました。
 車両は、三井不動産グループが管理運営する商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷」(埼玉県三郷市)に現在設置されている「夢空間」車両のダイニングカーとラウンジカーです。本年度内を目途に本市への搬入を予定しています。その後、修復等を経て、令和8年2月には復活した雄姿をご覧いただきたいと考えています。

夢空間外観2
夢空間(写真:川崎 大輔氏)

「夢空間」について

 豪華客車のパイオニアとして、東日本旅客鉄道株式会社発足後、唯一完全新製された24系客車で1号車の食堂車「ダイニングカー」、2号車のラウンジカー「クリスタルラウンジ・スプレモ」、3号車の寝台車「デラックススリーパー」の3両1組で構成され、それぞれ緑、赤、青を基調とした鮮やかな外観をしています。
 近未来の新たな寝台特急のあり方を目指して平成元年(1989年)3月に登場した豪華客車です。1両1両が異なる製造所・有名百貨店によってデザインされ、そのラグジュアリーで特別な姿は今なお多くの鉄道ファンの記憶に残っています。
平成元年に桜木町駅前にて、はじめて公開・展示され、その後、一般営業運転を開始、予約が困難なほどの人気を誇りましたが、平成20年(2008年)に老朽化を理由に営業運転を終了、廃車となり、1号車と2号車は、ららぽーと新三郷の敷地内に設置され、3号車は木場のレストラン「アタゴール」に設置されています。
※協力 株式会社KATO

清瀬市で譲り受ける車両

 貴重な車両のうち、1号車の「ダイニングカー(オシ25 901)」と2号車の「ラウンジカー(オハフ25 901)」を譲り受け、車両内外装の修復、空調や電装系の修理、失われたパーツ類の制作などを行い、往時の雄姿を清瀬市立中央公園内に復活させたいと思います。

『清瀬市「夢空間」復活プロジェクト』を立ち上げました

 「夢空間」は製造されてからすでに35年が経過し、外装が劣化しており、一刻も早い修復作業が必要です。
 また、清瀬市までの輸送・設置費用、内装リニューアル、外装塗装、ひびの入ったフロントガラスの交換、空調・電装系の修理、失われたパーツ制作など、さまざまな費用がかかることが分かりました。
車両の修復と保存について、全国の鉄道車両を保存・活用されている団体や自治体にお話を伺う中で、車両を覆う屋根が必須であること、定期的なメンテナンスや清掃などについて、保存会やボランティアのみなさまの力をお借りしながら保存活動をされていること、またクラウドファンディングの実施を通じ、多くのみなさまからのご協力により、費用の一部を賄っていることを伺いました。このことから、清瀬市もみなさまのお力をお借りして、この貴重な車両を保存・活用をしたいと思い、『清瀬市「夢空間」復活プロジェクト』を立ち上げました。

問い合わせ先

 未来創造課イノベーション推進係 

(電話)042-497-1802

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