野塩前原遺跡(野塩4丁目)
市指定文化財の有孔鍔付土器が見つかった遺跡
野塩前原遺跡は、空堀川右岸の台地上に位置する遺跡です。周辺には野塩外山遺跡や野塩前原東遺跡が存在しています。これまで、3回(昭和54年(1979)、平成11年(1999)、令和2年(2020))の発掘調査がおこなわれました。その結果、縄文時代中期の竪穴住居が13棟、集石6基、近世以降の大型溝状遺構などがみつかっています。この遺跡は、市内最も多く縄文時代の中期の竪穴住居が見つかった遺跡であり、縄文時代の集落があったことが想定されています。その中で特に平成11年の2次調査で確認された3号竪穴住居からは大型・小型の有孔鍔付土器を含む数多くの縄文土器が出土しました。大型の有孔鍔付土器はほぼ完形でありその紋様が特徴的であることから、清瀬市指定文化財に登録されています。また、令和2年の調査で確認された大型溝状遺構は、この付近が江戸時代の野塩村の中心であったことから、館などの施設や遺跡に隣接する野塩八幡神社に伴う区画溝の可能性が想定されています。
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