清戸下宿遺跡(下宿2・3丁目)
市内で初めて発掘調査がおこなわれた遺跡
清戸下宿遺跡は、昭和43年(1968)に関越高速自動車道建設に伴い発掘調査がおこなわれた遺跡で、市内では初めて発掘調査がおこなわれた遺跡です。近年では、令和6年(2024)・7年(2025)にも調査おこなわれています。この遺跡からは、奈良・平安時代の竪穴住居や掘立柱建物、中世の地下式坑や井戸、そして近現代の農業関連遺構が見つかっています。地下式坑は、竪坑と呼ばれる縦に掘られた穴から室部と呼ばれる横方向に広がる空間を持つ遺構です。中世後半の関東を中心に認められます。その用途は貯蔵施設や墓などといわれていますが、はっきりとは分かっていません。また、井戸からは瀬戸美濃産陶器の皿・擂鉢、在地産の土器かわらけ、石臼や板碑などが見つかっています。現在、市内の柳瀬川流域での発掘調査で中世の遺構・遺物が見つかっているのは、この遺跡と下宿内山遺跡のみであり、清瀬の中世を知る上では貴重な遺跡になっています。
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