第8回 清瀬駅に広がる南北の商店街(令和7年8月1日号)


現在、清瀬駅北口と南口の周辺には賑やかな商店街が広がっています。レトロな雰囲気の食堂やメニューが有名な定食屋など、しばしばTVにも取り上げられている飲食店もあります。さまざまな店が広がり、賑わいを見せる北口と南口の商店街ですが、清瀬市誕生から現在に至るまでに変貌した場所も存在しています。今回は清瀬駅の玄関口である北口と南口の商店街について紹介します。
北口商店街は、大正13年の清瀬駅開業とともに徐々に形成されました。開業当時は、北口付近は雑木林でしたが、そこに駅から直線に延びる道路が作られました。この道路を中心に商店・住宅地が建設されていき、商業の中心となっていきました。しかし、清瀬市誕生以降、徐々に人口が増加するとともに、バスターミナルが作られるなど駅周辺が手狭になり、商店街を含む北口の再開発事業が行われました。この事業は昭和58年から始まり、平成7年まで続く大規模事業でした。これにより、昔からある商店は、一部は残ったものの、道幅が広くなり大型商業施設などが誕生し、利便性が向上しました。
一方、南口には、現在の病院方向へ向かう道に戦前から商店街が存在していました。その後、昭和42年の南口の誕生とともに現在の商店街が生まれました。南口ができた時は、当時南口にはほとんど人が居住せず、商店もあまりありませんでしたが、清瀬市誕生のころにはあっという間に現在の商店街のような雰囲気になりました。現在でも、古き良き昭和の雰囲気を残しています。このように、両商店街には、それぞれに発展した歴史が存在しています。
郷土博物館では8月10日㈰以降、清瀬の商店街のテーマ展示を行います。展示をご覧いただいたうえで両方の商店街を散策すると新たな発見があるかもしれません。この夏は、ぜひ博物館にご来館ください。
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