第10回 【最終回】 きよせ市民まつりの歴史(令和7年10月1日号)

毎年沢山の方が訪れる清瀬市民まつりですが、昭和55年10月、市制施行10周年記念事業として初めて開催されました。 当時は同事業として、記念式典や市民体育祭、市民マラソン大会が催されており、市民まつりは数あるイベントの1つでした。開催地は清瀬市民センターとけやき通りで、前者では映画会や漫才、落語、演奏会が、後者では各種模擬店、農業祭、ミニSL、ミニ動物園などが催されました。街路では神輿や鼓笛隊による巡行が行われ、開催期間は2日間と大規模なものでした。市民が自由に参加でき、相互の親睦を深め共に楽しめることを目的に企画され、非常に盛況であったようです。
好評であったため翌年以降は独立し、「きよせ市民まつり」として清瀬商工会との共催で実施される運びとなりました。昭和58年にはボランティア団体など各方面の市民が運営に参加し、市民主体の祭りへと姿を変えていきました。開催地は中央公園周辺や神山公園などその時々で変わりましたが、現在ではけやき通りに戻っています。催し物は時代に合わせて変化しており、過去にはカラオケ大会や魚つかみ、清瀬ウルトラクイズなどが実施されていました。
神社や寺院の祭りとは違い、市制施行10周年を記念して生まれた新しい祭りですが、商工 会や市民の方々の積極的な活動によって開催が継続されており、歩んできた45年間は立派な歴史となっています。
今回で市制施行55周年のコラムは終了となります。これまでのご愛読、誠にありがとうございました。
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