市史編さん草子「市史で候」 二十七の巻 「鳥瞰清瀬 第2回 下宿の丁目の境」

ページ番号1001968  更新日 2020年9月28日

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市史編さん草子(ぞうし)「市史で候(そうろう)」 市史爺(ししじい) 清瀬市は、昭和45(1970)年10月1日誕生。市制施行50周年を視野に入れ、現在、清瀬の歴史をまとめる事業を展開中です。当ブログでは事業の経過報告のほか、清瀬の歴史や文化、自然を楽しくご紹介しています。

二十七の巻:「鳥瞰清瀬 第2回 下宿の丁目の境」【平成28年6月30日更新】

前回に引き続き、空から清瀬を見てみよう!

今回は、旭が丘団地から少しだけ北上して、下宿の写真です。
撮影されたのは平成25(2013)年。

写真:下宿の空中写真


写真:下宿の空中写真に、下宿市民センター、柳瀬川、台田団地、稲荷の位置を示した写真

左側の白く細長い建物たちは台田団地、その上に道を挟んで建っている大きな建物は下宿地域市民センターです。
右下には旭が丘交番と道を挟んで向かい合っている上宮稲荷神社の林が見えます。

この航空写真には下宿の一丁目と二丁目が写っています。

では、ここで問題です。

下宿一丁目と二丁目の境はどこでしょう?

解答は思い浮かびましたか?

では、実際に見てみましょう。


写真:下宿の空中写真に、下宿二丁目、下宿一丁目の境を示した写真


おおよそですが、このようになります。
コンビニはちょうど境界線のあたりに立っています。

あれ?大きな道があるのに、そこで綺麗に分かれるんじゃないの?と思った方もいらっしゃるのでは。

なぜここが境なのか。
その秘密は、古い写真にありました。

写真:昭和31年の下宿の空中写真


写真:昭和31年の空中写真に、城前橋、ふせぎ、稲荷の位置を示した写真

こちらは台田団地や下宿地域市民センターができるずっと前、昭和31(1956)年のほぼ同じ場所です。

みなさん、お気づきですね?
平成25年の写真では、左上から右下までほぼまっすぐに通っていた道が、こちらにはありません。
写真上部の所沢方面から城前橋で柳瀬川を渡った後、写真の右の方へそれていくのが昔からの道なのです。

写真の矢印の位置には、下宿を病魔から守るふせぎの大蛇が睨みをきかせています。

新たな道が通り、建物が建ち、街の発展とともに道もまた姿を変えていきますが、現在でも丁目の境にかつての名残りがあるというわけです。

昔に思いを馳せながら、地図とにらめっこする一日、というのも乙なものではないでしょうか。
 


使用した空中写真について

使用した写真は全て国土地理院のホームページで公開されているものを、サイズ・明るさ調整などの加工を行なったものです。
整理番号は上から順に「CKT20127-C19-4」、「USA-M324-200」


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