市史編さん草子「市史で候」 六十四の巻 「清瀬で出会った野鳥たち バード2」
六十四の巻:「清瀬で出会った野鳥たち バード2」【令和2年2月28日更新】
少し古い話になりますが、平成27(2015)年、「市史で候」十の巻「清瀬で出会った野鳥たち」で、カワセミやシラサギなど、清瀬金山緑地公園や清瀬金山調節池の周辺で出会った野鳥たちをご紹介しました。
今回は、「清瀬で出会った野鳥たち バード2」として、撮影の年や季節はバラバラながら、いずれも川から離れた上清戸で出会った鳥たちをご紹介します。
あ、鳥が苦手な方はご注意ください。
今回は鳥の写真だらけです。
まずはド派手なこの鳥から。
日本の国鳥、キジです。
顔も色も模様も独特な鳥です。
全長はオスで80㎝と大きく、「ケーン」と大きな声で鳴くことも。
でも実はこんな派手なのはオスだけ。
メスはというと…。
こんなに違います。
全長はオスより小さく、60㎝。
土の上や枯草の上にいたら、保護色になっていて、見つけにくいかもしれません。
でも、うまくいけば親子を見られることも。
写真は、8月の親子の様子です。
続いては、キジのメスに似ているコジュケイです。
全長は27㎝。
元々は中国の鳥で、大正時代に日本で放され野生化したのだそうです。
やぶの中から「チョットコイ チョットコイ」と聞こえたら、それがコジュケイの鳴き声です。
林の中から、コンコンコンコン…と木をつつくような音がしたら、コゲラがいるかもしれません。
コゲラは全長15㎝。
日本で一番小さなキツツキです。
続いて一気に3羽。



あまり耳慣れない鳥たちでしょうか。
それぞれ、全長14㎝、24㎝、15㎝です。
今度はこちら、モズです。
全長20㎝。
捕まえた獲物を枝などに刺す「はやにえ」という、ちょっと怖い習性が知られていますが、こんな可愛い顔をしています。
枝などにとまっている時は、長い尻尾を上下にピョコピョコ動かしていて、動きも可愛い鳥です。
最後にご紹介するのは、鋭い黄色の目を持つオオタカです。

足でムクドリを捕まえていました

足でドバトを捕まえていました。
全長50㎝~56㎝。羽を広げた時の長さは110㎝から130㎝になります。
オオタカは鷹狩りに使われる鳥なのだそうです。
清瀬は江戸時代、尾張藩の鷹場とされていました。
尾張藩主が滞在するための清戸御殿があった辺りは、現在、清瀬御殿山緑地保全地域として緑が守られています。
今回ご紹介したほかにも、スズメやキジバト、メジロやウグイスなどもいますし、十の巻でもご紹介したヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラなども見ることができます。
川沿いが注目されがちですが、豊かな雑木林や畑もある清瀬では、市全域で多くの鳥たちが育まれています。
撮影日
- キジ(オス)2015年2月23日
- キジ(オスのアップ)2013年3月4日
- キジ(メス)2013年11月24日
- キジ(親子)2011年8月13日
- コジュケイ 2014年4月9日
- コゲラ 2019年2月16日
- カワラヒワ 2017年3月12日
- シロハラ 2018年1月7日
- ジョウビタキ(メス)2020年2月16日
- モズ(2枚) 2020年2月15日
- オオタカ 2010年1月21日
- オオタカ 2020年2月19日
参考文献
- 『清瀬の自然フィールドガイド』春、夏、秋冬 1986~1987 清瀬市
- 森田善朗『四季を彩る生きものたち―清瀬周辺の自然』2017 さいたま民俗文化研究所
- 『市史研究 きよせ』第1号・第3号 2016年・2018年 清瀬市
- 国立研究開発法人国立環境研究所ホームページ 侵入生物データベース
- 公益財団法人日本野鳥の会ホームページ 野鳥を楽しむポータルサイトBIRD FAN
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