市史編さんNEWS 2024.05.10【新刊販売開始日に販売会】
このたび『清瀬市史 7 資料編 考古』ならびに『市史研究 きよせ』第9号を刊行しました。
販売開始日の令和6年5月15日(水曜日)10時00分~15時00分 市役所ロビーにて 既刊も含め、市史関連刊行物の販売会を行います。
ぜひぜひ、おはこびください。
『清瀬市史 7 資料編 考古』はオールカラー
まずは、新刊のご案内を。
『清瀬市史 7 資料編 考古』を刊行しました。
B5判オールカラー約650ページに、清瀬の2万年以上に及ぶ人々の生活の歴史を語る資料を満載。
既刊の『清瀬市史 3 資料編 古代・中世』『清瀬市史 4 資料編 近世』そして『清瀬市史 6 資料編 現代』に続く4冊目です。
これまでと同じく1冊2千円で、5月15日販売開始です。
ぜひともお手元に置いて、ゆっくりご覧ください。
なんといっても目を引くのは表紙の写真。
写真家 小川忠博氏による資料写真です。6つの写真に写っているのは、
上段左が野塩外山遺跡出土の石棒(せきぼう)、右は野塩前原遺跡出土の有孔鍔付土器(ゆうこうつばつきどき)。
中段左は下宿内山遺跡出土の和鏡(わきょう)、右も同じく下宿内山遺跡出土の、腰帯具(ようたいぐ)。
下段左は伊勢遺跡出土の旧石器、右は下宿内山遺跡出土の墨書土器(ぼくしょどき)です。
巻頭にも小川氏撮影による石器や土器、陶磁器、板碑等々の写真を掲載しています。
第1章は「清瀬の地理と古環境」。清瀬市域を含めた地域の地形・地質について、また、花粉分析などから復元される更新世から完新世の環境の変化について紹介しています。
第2章「清瀬市域の遺跡」では、市内の遺跡分布、時期と概要をまとめました。
続く第3章から第7章で、各遺跡について、旧石器時代から近現代まで、時代・時期ごとに掲載。全編を通じて豊富に図版、写真を掲載しており、カラー印刷でお楽しみいただける造りになっています。
遺跡から出土した炭化種実の同定分析、黒曜石の産地推定分析、土器圧痕分析の調査報告、土器内部に潜在する圧痕をX線CTで調査した成果も掲載しました。多角的な視点から、出土資料、遺跡の理解を深めることができます。
『市史研究 きよせ』は 第9号を刊行
おなじみ年刊『市史研究 きよせ』、令和6年3月、第9号を刊行しました。
各専門部会の動き、市史講演会の報告をはじめ、近世部会からは特に、根岸委員長による論稿「尾張藩鷹狩における上使接待と『清戸之図』」を掲載。名古屋市蓬左文庫所蔵の「清戸之図」から尾張藩の鷹狩りと村のようすを読み解きます。ご一読後、「御殿山緑地保全地域」を訪ねると、これまでとは違った景色が見えてくるかもしれません。
表紙写真は、清瀬駅初代駅舎です。令和6年6月11日、清瀬駅が開業100周年の日を迎えようとしています。
記念の年に発行する第9号では、表紙のみならず、口絵「きよせ懐かし写真館」に清瀬駅の写真を掲載。また、清瀬駅と病院街の変化について、これまでの調査でわかったことがらを駅舎の変遷を追ってまとめてみました。
市史編さん委員による「石碑・石仏探訪」も掲載。ぜひ今号を手に現地をお訪ねください。
巻末に、清瀬市ホームページで展開している市史編さん室のブログ『市史で候』から、清瀬駅に関する巻と『清瀬市史 4 資料編 近世』をひもときたくなる巻を、また『きよせ結核療養文学ガイド ブンガくんと文学散歩』からは、福永武彦編の一部をご紹介しています。特に後者は、紙メディア初出。ぜひごゆっくりお楽しみください。
『市史研究 きよせ』第9号は、A5判 80ページ。5月15日より1冊300円で販売開始します。
お求めは、『清瀬市史 6 資料編 現代』と同じく、市役所1階総合案内、郷土博物館、中央図書館で。
令和6年5月15日(水曜日)10時00分~15時00分 清瀬市役所ロビーにて、市史関連刊行物の販売会を開催します。
ぜひぜひ、おはこびください。お待ちしています。
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