市史編さん草子「市史で候」 十六の巻 「きよせ と ひまわり」

ページ番号1001980  更新日 2020年9月28日

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市史編さん草子(ぞうし)「市史で候(そうろう)」 市史爺(ししじい) 清瀬市は、昭和45(1970)年10月1日誕生。市制施行50周年を視野に入れ、現在、清瀬の歴史をまとめる事業を展開中です。当ブログでは事業の経過報告のほか、清瀬の歴史や文化、自然を楽しくご紹介しています。

十六の巻「きよせ と ひまわり」【平成27年7月31日更新分】

です。ひまわりのお話をしましょう。

清瀬ひまわりフェスティバル」は、今年で8回目。
今年は8月16日から30日まで開催。
すっかり清瀬の夏の風物詩となりました。

市東部の広い農地が、いっとき一面のひまわり畑に。
地元農家のご好意により、このひまわり畑はフェスティバル期間中公開され、毎年、多くの来訪者を迎えています。

開催予定地では今、6月に種まきしたひまわりが真夏の太陽を浴びて、すくすく、ぐんぐん育っています。

一面のひまわり畑?
はい、花が咲くとこんな感じです。
以前のフェスティバル会場の写真をごらんください。

写真:ひまわり畑

約2万4千平方メートルの広大な農地に10万本のひまわりが咲いているのは、都内で清瀬だけ

なんといっても清瀬には広い農地がありますから。

清瀬市の面積の約2割は農地。
野菜栽培が盛んです。

なかでもニンジンやホウレンソウ、大根などは都内有数の生産量を誇っています。
市民生活のなかに農業の風景が自然にとけこんでいる「農(のう)ある風景」は、清瀬市の個性と言えるでしょう。

写真:大きなひまわり

さて、清瀬ひまわりフェスティバル。
ことのはじまりは、こんなお声から。

「農ある風景」に磨きをかけ、街の新たな観光スポットとして楽しんでもらいたい。
広い農地にひまわりを咲かせてみてはどうですか?

このご提案を受け、関係農家の方々と協議の結果、「清瀬市農ある風景を守る会」が発足。
この会を中心に、第1回ひまわりフェスティバルが開かれたのが平成20(2008)年の夏でした。

以来、写生コンテストや写真コンテスト、近隣農地でとれた新鮮野菜やひまわりの切り花販売も行われ、まち全体を元気にしていこうという多くの関係者の熱い思いでフェスティバルは続けられています。

地図:清瀬ひまわりフェスティバル会場

開催地のひまわり畑が位置するのは、「ひまわり通り」の北。
清瀬駅から向かうと「ひまわり通り」の先にあります。

ひまわり畑に通じる道だからひまわり通り?
結果、そうなのですが、実は通りの名前のほうが先でした。

「ひまわり通り」の愛称が「都補助道第3号線」に付けられたのは、昭和55(1980)年のこと。
市制施行10周年を記念して、市内の道路の愛称を募集したのでした。

写真:「市報きよせ」の市内の8路線の愛称決定を伝える記事
「市報きよせ」
昭和55年10月15日号

「けやき通り」「柳瀬川通り」「旭が丘通り」「市役所通り」「図書館通り」「竹丘中央通り」「緑陰通り」の愛称もこのときから。
市内8路線の愛称が決まりました。

ところで、ひまわり通りは、どうして、ひまわり通りなの?

道路わきにひまわり咲いてたっけ?
いえ、沿線にあるのは気象衛星センター。

ん?
児童センターのお隣、春は桜がきれいで、背の高いてっぺんの白い受信塔が立っているところ。

あぁ。
気象衛星センターと言えば、ひまわり。

んん?
昭和52(1977)年の開設以来、天気予報でおなじみ、気象衛星「ひまわり」の運用やデータ処理を行ってきたのが、中清戸にある気象庁気象衛星センター
天気予報の画面で見る「ひまわりからの映像」は、清瀬の気象衛星センターから配信されています。

写真:受信塔
 気象衛星センターの受信塔

その気象衛星センターの前を通るから「ひまわり通り」。
ほお!そういうことでしたか。

「コミュニティプラザひまわり」も、「教育相談センター レインボーひまわり」も、「ひまわり通り」沿いにあるから「ひまわり」なんですね。

ところで、気象衛星「ひまわり」の名前の由来は?

「ひまわり」は地球の自転と同じ向きに周回する静止気象衛星なので、いつも地球を同じ方向から見ているという意味と、1日に1回地球を回るという意味で「ひまわり」と名付けられたとか。

ひまわり8号は、英語名もHimawari-8です。


空の彼方で観測を続ける気象衛星「ひまわり」に思いを馳せ、「ひまわり通り」を通って、10万本のひまわりに会いに行きませんか?

広い空の下、一面に咲くひまわりの花。
元気が出ること、うけあいです!


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