マリオ・チェロリ「追想 町をゆきて」

ページ番号1002656  更新日 2020年8月30日

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追想 町をゆきて [1985年制作/ブロンズ]

写真:マリオ・チェロリ

制作の意図
「至福千年のためのユニークな高速動力、王位に光彩を添える飾り物、そして軍隊を支える中心的力である馬を、私は人間精神のギャロップ(疾駆)する緊張を最も良く表現する存在だと考える。子ども時代から私は、その優美さ、その高貴な性質に魅せられて来た。大地を踏む、ある時は柔らかく又ある時には激しい、その韻律的なステップで際立つ優雅な史諸動作を、私は有頂天になって沈思黙考し、沈黙を通じ、眼を閉じて、変化する並足、トロット、ギャロップの、時には物憂げな、時には鋭いひづめの音に聞き入った。そしてあの永遠を目指すレースでは、私は若い仔馬の様な新人だった。私にとって馬は、我々の存在の不連続性とその限界-死-を越え、生と時間の連続性を象徴する。」

マリオ・チェロリ[Mario Ceroli/1938から]
イタリアのキェーティ生まれ。ローマの美術研究所で、レオンチッロ、ファッツィーニ、コッラに師事。彫刻だけでなく多くの舞台装飾の仕事も行っている。
1983年ヘンリー・ムアなどに続いてフィレンツェ市で個展を開催し、世界的な作家としての地位を確立する。

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