市史編さん草子「市史で候」 二の巻 「清瀬の歴史」
二の巻「清瀬の歴史」【平成26年6月20日更新分】
市史編さん草子「市史で候」、第二回!
「清瀬」という地名が誕生したのは、それまで別々だったいくつかの村がまとめられた明治22(1889)年のことでした。
清戸の「清」と柳瀬川の「瀬」からとったといわれています。
今回はそんな「清瀬」という地名が誕生してからの歴史をざっくりと振り返ってみたいと思います。
清瀬・日本・世界の出来事年表
年号 |
清瀬の出来事 |
日本の・世界の出来事 |
---|---|---|
明治22年 1889年 |
神奈川県北多摩郡に清瀬村誕生 |
明治憲法公布 エッフェル塔落成 |
明治26年 1893年 |
神奈川県から東京府に移る |
アメリカの最高裁が トマトを野菜と裁定 シカゴ万博で公開 |
明治31年 1898年 |
清瀬村立昇進尋常小学校(現清瀬小学校)開校 |
上野公園で西郷隆盛像除幕式 |
大正6年 1917年 |
武蔵野鉄道(現西武鉄道)秋津駅開設 | ジョン・F・ケネディ誕生 インディラ・ガンディー誕生 |
大正10年 1921年 |
清瀬郵便局開局(無集配局) |
アインシュタインが ノーベル物理学賞を受賞 |
大正13年 1924年 |
武蔵野鉄道清瀬駅開設 |
昭和天皇(当時は皇太子)ご成婚 (結核療養が主題)出版 |
昭和6年 1931年 |
東京府立清瀬病院開院 (現東京病院 所在地は現中央公園) |
高倉健・山田洋次誕生 |
---|---|---|
昭和22年 1947年 |
村立清瀬中学校開校 | 学校教育法施行(六三三学制発足) エリザベス女王結婚式 |
昭和25年 1950年 |
気象通信所設立 | 第一回さっぽろ雪まつり開会 警視庁がパトロールカーを導入 |
昭和29年 1954年 |
清瀬町になる |
『ゴジラ』・『七人の侍』公開 吉行淳之介が芥川賞受賞 |
昭和36年 1961年 |
清瀬公民館開館 町章(現在の市章)が決まる |
『NHK連続テレビ小説』放送開始 『みんなのうた』放送開始 坂本九「上を向いて歩こう」が流行 |
昭和41年 1966年 |
初めての信号機が松山に設置される | 日本でメートル法完全施行 『笑点』が放送開始 ビートルズ来日 |
昭和45年 1970年 |
清瀬市になる |
大阪万博開催 「トミカ」が発売開始 |
昭和47年 1972年 |
都立清瀬高校開設 |
札幌オリンピック開催 日中国交正常化 |
---|---|---|
昭和48年 1973年 |
市役所新庁舎完成 『清瀬市史』刊行 |
為替レートが変動相場制へ移行 『ひらけ!ポンキッキ』放送開始 |
昭和49年 1974年 |
中央図書館開館 |
「モナ・リザ」来日 宝塚で「ベルサイユのばら」が初演 |
昭和55年 1980年 |
市制十周年 第一回市民まつり開催 |
山口百恵引退コンサート 竹の子族の最盛期 |
昭和60年 1985年 |
清瀬市郷土博物館開館 | 2代目両国国技館完成 『タッチ』放送開始 |
平成2年 1990年 |
キヨセ・ケヤキ・ロードギャラリーがオープン |
『ちびまる子ちゃん』放送開始 |
---|---|---|
平成7年 1995年 |
清瀬駅北口再開発事業完成 | 『耳をすませば』公開 「今年の漢字」が始まる |
平成10年 1998年 |
清瀬市のホームページ開設 |
長野オリンピック開催 甲子園で松坂大輔が活躍 |
平成19年 2007年 |
「きよバス」が運行開始 |
秋川雅史「千の風になって」 シングル年間売上1位 |
平成26年 2014年 |
市史編さん室設置 |
ソチオリンピック開催 W杯ブラジル大会開催 |
清瀬が最初は神奈川県だったということ、皆さんはご存じでしたでしょうか?
この年表よりも前の「清瀬」という地名が誕生する前は、品川県や武蔵県だったこともあるんです。
清瀬の所属だけでなく、清瀬内部の地名も昔と変わっています。
たとえば松竹梅の「松山」・「竹丘」・「梅園」は、元は併せて「芝山」でした。
そんな清瀬の地名については、改めてブログで紹介したいと思います。
東京の管轄になった清瀬には、東京府立清瀬病院(現東京病院)を始めとして、多くの結核療養施設が設置されていきます。
この東京病院と山田洋次監督が同い年、というのもなんだか不思議な感じがしますね。
その後も清瀬は少しずつ整備されていきますが、ビートルズが来日する頃まで信号は一つもありませんでした。
それだけ、のどかな地域だったということなのでしょう。
清瀬が町から市に、今と同じ東京都清瀬市になったのは昭和45(1970)年のことです。
それを記念して昭和48(1973)年に『清瀬市史』が編さんされ、市制十周年の際には第一回市民まつりが開催されました。
清瀬の歴史を伝える郷土博物館ができたのは昭和60(1985)年、2代目の両国国技館と同じ年でした。
そして平成26(2014)年、市史編さん室が開設されました。
今年は、いったいどんな年になるのでしょうか。
将来、どんな年だったと言われることになるのでしょうか。
「今」が「歴史」になることをちょっと意識してみるのも、面白いかもしれません。
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